スペースX、カーソル買収完了…企業価値85兆ウォン評価

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By Global Team

イーロン・マスクの宇宙企業スペースXが、AIコーディング企業カーソルの買収を完了した。スペースXは14日(現地時間)、子会社X67とカーソルの合併が完了したと米証券取引委員会(SEC)に提出した。

カーソルに付けられた企業価値は600億ドル、ウォンにして約85兆ウォンだ。米経済メディアのフォーブスは、契約当時のスタートアップ買収として史上最大規模だと評価した。

◆4か月で決着した電光石火の取引

合併は逆三角合併の方式で行われた。買収する側が取引用の箱会社を作り、買収対象に吸収させる構造だ。X67がカーソルに吸収されて消え、カーソルが存続法人として残り、スペースXの100%子会社となった。会社名や既存契約をそのまま維持できるため、大型買収で好んで使われる方式だ。

代金はすべて株式で支払われた。開示によると、カーソルの普通株と優先株はスペースXのクラスA普通株3億8,929万株に自動転換された。交換比率は、合併完了直前7営業日のスペースX株価の出来高加重平均で決められた。カーソルの従業員が保有する株式報酬も、スペースXの譲渡制限付株式約2,900万株とストックオプション約4,400万株に引き継がれた。

取引のスピードは速かった。フォーブスによると、スペースXは今年4月にカーソルを買収する独占オプションを確保し、契約破棄時には100億ドルの違約金を課す条件をつけた。6月16日に本契約を結び、2か月も経たないうちに手続きを終えた。

利用者側の変化は予告されていない。カーソルはソーシャルメディアXのアカウントを通じて、アカウントやサブスクリプション、ソフトウェアの利用方法について、当面は変わることがないと伝えた。

◆マスクが欲した理由

カーソルは、開発者向けAIコーディングツールを作る企業だ。プログラムを書く文書編集環境にAIを組み合わせ、開発者が言葉で指示すればコードを代わりに書き、修正してくれる補助役のような存在だ。

AIコーディング市場で早くから地位を築き、オープンAIなど複数企業から買収提案を受けたが、断ってきたと伝えられている。

スペースXとの協力は、合併前から深かった。カーソルはスペースXのAI部門スペースXAIが保有する超大型計算施設を、モデル訓練に活用してきた。カーソルの開発陣が訓練に加わって以降、グロックの性能評価は目立って向上した。12日に公開されたGrok 4.6は、第三者評価指標であるArtificial Analysisの知能指数で、オープンAIの最上位モデルGPT-5.6と同点に並んだ。

カーソルはXの投稿で、「スペースXAIチームに加わり、グロックを世界で最も有用なAIにし、Grok BuildやGrok API、カーソルを改善する」と明らかにした。マスクCEOは「これほど偉大なチームがスペースXに加わることになり光栄だ」と投稿した。

◆株価の計算、宇宙データセンターの計算

市場の反応は分かれた。合併完了当日のスペースX株価は、約2%下落した137ドル前後で推移した。ただし、Grok 4.6の公開と買収完了への期待が織り込まれた直前5営業日には23%以上上昇していたため、材料出尽くしによる反落との見方が出た。

先行きを明るく見る見方もある。モルガン・スタンレーのアダム・ジョーンズアナリストは、強気シナリオではスペースX株価が600ドルまで上昇し得るとして、カーソルを上昇余地の核心要因に挙げた。コード作成が自動化される流れの中で、カーソルがすでに支配的な地位を占めているという理由だ。

宇宙事業との接点も指摘される。マスクCEOが掲げてきた宇宙データセンター構想は、装置を軌道に上げるだけでは終わらない。人が常駐できない軌道上で装置を自律制御し、ボトルネックを自ら解決するソフトウェアが必要であり、カーソルの開発力がその基盤になり得るという分析が出ている。

開発者エコシステムには、別の問いも残る。世界の開発者が日常的に使うコーディングツールが特定のビッグテック傘下に入ったことで、料金政策やサポートモデルの変化の可能性を注視すべきだという指摘がある。国内の開発現場でもカーソルへの依存度が高まっているだけに、他人事ではないとの見方だ。