米情報技術メディア「ザ・インフォメーション」は23日(現地時間)、エヌビディアがAI検索スタートアップのパープレキシティへの出資や持分投資に参加する案を協議していると報じた。技術ライセンス取引も検討対象に含まれているという。
今回の資金調達では、パープレキシティの企業価値は300億ドル(約42兆ウォン)を上回る見通しだ。直前の評価額である約200億ドルから50%以上上昇した水準になる。
パープレキシティの年間経常収益(ARR)は、年初の2億5000万ドル未満から7億5000万ドル以上へと急増した。AIエージェント製品「パープレキシティ・コンピューター」が成長をけん引した。
エヌビディアは最近、韓国のリベルリオンとも投資・買収協議を進めるなど、AIエコシステム全体に持分を広げる動きを続けている。
エヌビディアが投資した企業が再びエヌビディアのチップ顧客になる構図をめぐり、AI投資過熱論争も広がっている。
人工知能(AI)半導体首位のエヌビディアが、今度はAI検索スタートアップに資金を投じる。
米情報技術メディア「ザ・インフォメーション」は23日(現地時間)、協議事情に詳しい関係者の話として、エヌビディアがパープレキシティの持分投資に参加する案を協議していると報じた。
今回の資金調達では、パープレキシティの企業価値は300億ドル(約42兆ウォン)を上回る見通しだ。単純な持分投資にとどまらず、技術ライセンス取引も併せて検討されているという。
◆ 50%上昇したパープレキシティ、その高評価の理由は
パープレキシティは、質問をするとウェブを検索し、出典付きで答えを整理してくれるAI検索サービスとして知られるようになった。グーグル検索の対抗馬とも呼ばれ成長し、前回の投資では約200億ドルと評価されていた。300億ドルが実現すれば、企業価値は50%超の上昇となる。
評価額を押し上げたのは成長スピードだ。月次の売上を年換算した年間経常収益(ARR)は、年初には2億5000万ドル(約3500億ウォン)に届かなかったが、最近は7億5000万ドル(約1兆ウォン)を超えた。半年あまりで3倍に膨らんだ規模だ。
この成長をけん引したのがAIエージェント「パープレキシティ・コンピューター」だ。検索の回答にとどまらず、資料調査から文書作成まで、コンピューターで行う作業を代わりに処理してくれる製品である。検索会社が業務代行会社へと領域を広げ、収益モデルがサブスクリプション中心で厚みを増したとの評価が出ている。
◆ エヌビディアのスタートアップ投資
エヌビディアのスタートアップ投資は今回が初めてではない。パープレキシティには以前から投資しており、最近では韓国のAI半導体スタートアップ、リベルリオンとの投資・買収協議が進んでいるとの報道もあった。
昨年末には米推論チップ企業グロックとも提携した。AIチップ販売で得た現金を、AIサービスや半導体エコシステム全体に再投資する動きだ。
市場ではさまざまな見方が出ている。検索やエージェントのようにチップ需要を生み出すサービス企業を育て、市場全体のパイを広げる戦略とみる向きがある一方、エヌビディアが投資した企業がその資金で再びエヌビディアのチップを買う循環構造が、AI投資熱をあおっているとの指摘もある。バブル論争が強まるほど、エヌビディアの投資先リストは市場が最も注目する対象となっている。
交渉は継続中で、条件は変わる可能性がある。エヌビディアとパープレキシティは報道へのコメントを控えた。投資が確定すれば、グーグルが支配してきた検索市場に挑むパープレキシティに資金と半導体という2つの実弾が同時に加わることになり、AI検索競争の構図にも影響を及ぼす見通しだ。