「ヌク」が帰ってくる、より高く跳べるまでに回復…大田オーワールド2か月ぶりに再開園

土を掘って脱出したオオカミ「ヌク」が健康を回復し、来園者のもとへ戻る。 鉄柵・電気線を二重に補強し、土の下にはコンクリートまで…再発防止策を完了。 ▶ 脱出事故で閉鎖されていた大田オーワールドが、来月5日午前に再び開園する。停止から約2か月ぶりだ。 ▶ オオカミ「ヌク」は今年4月、オオカミ舎の柵の下の土を掘って抜け出し、10日間にわたり市街地をさまよった末に捕獲された。 ▶ 金剛流域環境庁は安全管理義務違反と判断して施設の使用停止を命じ、補強完了を確認したうえで再開園を許可した。 ▶ 再発防止策は、オオカミが穴を掘る習性を狙ったものだった。鉄柵と電気線を二重化し、土の床の下にコンクリートを敷いた。 ▶ 当のヌクは、生の鶏肉を食べ、以前より高く跳べるほど健康を回復したと伝えられている。 オオカミ「ヌク」(写真=大田オーワールド提供) オオカミ1頭の脱出が、動物園運営の隙をあらわにした。その事故で閉鎖されていた大田オーワールドが、安全対策の補強を終え、来る5日に再び開園する。 3日、聯合ニュースによると、オーワールドを運営する大田都市公社は前日、錦江流域環境庁から再開園許可の公文書を受け取った。先月末に施設改善措置の履行状況を確認した現地調査で問題なしと判断されたことによる。事故で止まってから約2か月ぶりとなる。 本能を見落とした柵、地中が破られていた ヌクが抜け出した経路は空ではなく、地面の下だった。4月、2歳のオスのユーラシアオオカミ・ヌクは、オオカミサファリの柵の下の土を掘り、ゆるんだ隙間から体を押し出した。穴を掘るのはオオカミの本能だ。その本能を、施設は想定し切れていなかった。 脱出は10日間続いた。ヌクは大田市中区の安寧インターチェンジ付近の水路で麻酔銃を撃たれて捕獲された。その間、警察や消防、動物園職員など数百人が普門山一帯を捜索した。 事故はすぐに制度上の問題へと広がった。錦江流域環境庁は今回の脱出を、動物園及び水族館の管理に関する法律が定める安全管理義務に違反した事案と判断した。そして4月、施設の使用停止を命じた。人と猛獣が同じ空間にいる施設で、柵一つの不備がどのような危険につながるかを、環境当局は重く見たのだ。 地中までコンクリートでふさいだ 再発を防ぐ鍵は、オオカミの習性を逆手に取ることだった。都市公社はオオカミ舎の鉄柵と電気線を二重に補強した。何より、オオカミが穴を掘る点を考慮し、土床の下にコンクリートを敷いた。地面を掘っても、もう外へ出られないよう設計そのものを変えたのだ。 点検は一か所にとどまらなかった。大田市監査委員会は4月末から約2週間、動物舎の管理不十分を含む施設全般について特定監査を行った。1頭の脱出が、動物園運営体制全体を見直す契機になったわけだ。 事故が残した問いは明確だ。猛獣を収容する施設の基準が、動物の実際の習性まで緻密に反映しているか、ということだ。ヌクの脱出は、その基準に空白があったことを示した。空をふさぐことに慣れていた設計が、地中を見落としていたためだ。 さらに高く跳ぶヌク、再び開くオーワールド正門 当の事故の主役は、むしろより元気になっていた。ヌクはひき肉の代わりに生の鶏肉を食べて体力を回復し、脱出前より高く跳べるほど回復したというのが公社側の説明だ。捕獲直後も、怖がるよりむしろ活発な様子だったという。 ...

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[中東戦争]米国・イスラエルの爆撃も無駄に…イランのミサイル基地50カ所が急速復旧

CNNの衛星分析により、イラン地下ミサイルトンネルの入口69か所のうち50か所が再開放されたことが確認された。 数百メートルの岩盤の下にはミサイル約1000基が保管されているとみられ、米国とイスラエルの空爆戦略の限界が露わになった。 米国とイスラエルの集中空爆を受けたイランの地下ミサイル基地のかなりの数が、急速に復旧していることが分かった。 停戦後、イランは重機を投入して埋まったトンネル入口を再び開き、損傷したアクセス道路もほぼ復旧させたことが確認された。 CNNは先月30日(現地時間)、独自に衛星写真を分析した結果、イランの地下ミサイル施設にあるトンネル入口69か所のうち50か所が再び開いた状態だったと報じた。対象は18の地下施設で、停戦宣言からわずか7週間余りだった。 復旧に使われた機材はごく普通のものだった。衛星写真には、ブルドーザーやダンプトラック、掘削機などが埋没した入口の瓦礫を取り除く様子が写っていた。先端兵器でふさがれた通路を、工事現場で一般的に使われる機材が再び切り開いた形だ。 トンネル入口50か所、道路まで原状回復 復旧の兆候は複数の基地で確認された。デズフルのミサイル基地では、地下施設につながる入口5か所のうち4か所が再び開いた様子が、先月12日の衛星写真に捉えられた。 ふさがったのは1か所だけだった。イスファハンやホメイン近郊の基地でも、埋もれていたトンネル入口が復旧し、爆撃でえぐられた道路の窪みも大半が埋め戻された。 米国とイスラエルが戦争期間中に採った手法は、入口の封鎖だった。地下深くの貯蔵庫を直接破壊するのではなく、トンネル入口と道路を爆撃してミサイルの接近を遮断する戦略だった。ミサイルを地下に閉じ込めておこうという狙いだった。 しかし、その効果は長続きしなかった。入口の封鎖は一時的な遮断にすぎず、施設そのものを除去するものではなかった。停戦とともに、イランはすぐに復旧に着手した。 岩盤下にミサイル1000基と推定 専門家の見方はより慎重だ。一部の施設は数百メートル厚の岩盤の下に建設されており、地上からの攻撃だけでは致命的な損害を受けていなかった可能性が指摘されている。 専門家は、イランが依然として約1000基のミサイルを地下に保管していると推定する。入口が開いたことで、その備蓄に再び接近できる道が確保されたという意味でもある。 米ミドルベリー国際研究所傘下のジェームズ・マーティン非拡散研究センターのサム・レーア研究員は、「発射台と運用要員さえ確保できれば、ミサイル生産が止まっても発射を続けることができる」と評価した。備蓄量そのものが十分だという見方だ。 ドナルド・トランプ米大統領は、戦争期間中、イランのミサイル戦力の無力化を主要目標に掲げていた。米国とイスラエルは基地だけでなく、生産工場まで含めた供給網全体を広範囲に攻撃した。しかし、米情報当局でさえ、イランがドローン生産を再開し、ミサイル発射台と生産能力を回復させていると評価していると伝えられた。 「戦術的成功、戦略的失敗」の教訓 今回の事例は、空爆戦略の限界を改めて示した。専門家は、入口を埋める戦術は短期的な成果をもたらしたものの、地下深くに埋もれた施設を空から除去するのは難しいとみている。 精密爆撃で通路を塞ぐことには成功したが、それは戦力の除去を意味しなかった。 復旧の速度も予想を上回った。ある情報当局関係者は、イランが当初の見込みより早くミサイル能力を回復させていると評価したという。封鎖と復旧の時間差が、空爆によって得た優位を急速に相殺した形だ。 残る変数は、敵対行為の再開の可能性だ。再び衝突が起きた場合、入口だけを狙う爆撃でイランのミサイル戦力を封じ込められるのかが焦点となる。地下深くに置かれた戦力をどう扱うかが、今後の中東情勢を左右する重要課題として残された。

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[解説]サムスン電子時価総額初の2000兆ウォン、KOSPIは2銘柄に縛られた

サムスン電子の普通株時価総額が1日、場中に初めて2000兆ウォンの大台を突破した。普通株だけでこの高みに到達した国内上場企業は初めてだ。優先株を含めた時価総額は先月29日にすでに2000兆ウォンを超えていたが、普通株単独の記録はこの日が出発点となった。 上昇幅は急だった。株価は一時10%超上昇し、34万ウォン台に乗った。午前中には普通株の時価総額が一時2025兆ウォンまで膨らんだ。時価総額2位のSKハイニックスも上昇したが、差は再び広がった。同時刻の同社の時価総額は1689兆ウォンで、サムスン電子の83%水準にとどまった。 指数全体も大きく揺れた。KOSPIはこの日、史上初めて8800台を突破し、KOSPI時価総額も初めて7000兆ウォンを超えた。プログラム買い注文の効力を5分間止める買いサイドカーも3営業日ぶりに発動された。急騰の引き金は半導体だった。サムスン電子が第7世代の高帯域幅メモリーHBM4Eサンプルを世界で初めて出荷したと明らかにした直後、買いが殺到した。 数字以上に、スピードが物語るものがある。1月に1000兆ウォンを記録した時価総額が、4カ月で2倍に膨らんだ。メモリー半導体がAIインフラ投資のボトルネックとして浮上するなか、長く「万年割安」と言われてきた銘柄の評価は変わった。 背景には構造的な需要シフトがある。AIデータセンターが増えるほど、HBMのような高付加価値メモリーの品薄が長引くとの見方に勢いがついている。世界のメモリー大手3社の時価総額がそろって1兆ドルを超えた流れも、同じ文脈にある。 資金は半導体比率の高い市場へ移っている。新興国指数における韓国株市場の比重は、台湾と肩を並べるほど大きくなった。 期待は予想値にも表れている。証券業界ではサムスン電子の目標株価を50万ウォン台後半まで引き上げており、「61万電子・400万ニクス」という表現まで出た。スーパサイクルが短期で終わらないとの前提が織り込まれているわけだ。 楽観論の根拠は業績だ。半導体利益が急速に増え、バリュエーション負担は大きくないとの見方が優勢だ。 一部の外資系投資銀行はKOSPI9000、強気シナリオでは1万の節目まで視野に入れている。指数の基準点そのものが一段上がるという見方だ。 一方で懸念は「集中」だ。サムスン電子とSKハイニックスの2銘柄だけでKOSPI時価総額の半分を超えた。指数は上がっても、体感相場は違う。 先月27日、指数が場中の最高値を更新した日にも、上昇銘柄は80銘柄前後、下落銘柄は800銘柄を超えた。市場変動性指数は中東の緊張が高まった時と同じくらい上昇し、時価総額を国内総生産で割った過熱指標は260%を上回った。 金融投資業界では、過熱が解ける局面で割安業種への循環物色が広がり得るとの見方が出ている。 個人投資家のベットも変数だ。信用融資残高が過去最高を更新し、この2銘柄を基礎資産とするレバレッジ型上場投資信託にも資金が流入した。歓喜と不安が同じ画面に映っている。 今回の記録が示すシグナルは二つある。ひとつは、メモリーが韓国株の株価を押し上げる核心の軸として定着したという点だ。時価総額1位をめぐるサムスン電子とSKハイニックスの競争は、今後さらに激しくなる可能性が高い。 もうひとつは、リスクの集中だ。2銘柄の行方が指数全体の運命を左右する構造では、メモリー景気が鈍化した際の衝撃は市場平均を超える。 指数が上がるときに見えにくかった銘柄間の二極化は、サイクルが冷え込んだ瞬間にすぐ表れる。熱狂した資金がレバレッジに乗っているほど、調整の傷は深くなる。 焦点は、歓喜を管理可能な上昇へと変えることだ。指数集中を和らげる制度的な装置を検討する時期に来ている。 特定銘柄の比率に上限を設ける指数や、等ウェイト指数のように集中を分散する基準指標を広げれば、年金基金やパッシブ資金が一方向に偏る流れを抑えられる。指数算定基準の見直しは取引所の役割だ。 個人資金が単一銘柄のレバレッジ商品に向かう流れも放置できない。金融当局と取引所は、過度な信用融資とレバレッジ商品の変動性リスクを常時点検し、損失の可能性と商品構造を投資家が明確に理解できるよう情報の非対称性を縮める必要がある。好況期に緩みやすい投資家保護の堤防を前もって補強することが、後のトラブルを減らす。 企業と産業にも課題は残る。メモリーサイクルで業績が振れる構造を和らげるには、好況期に稼いだ利益を次世代プロセスと製品の多角化にどう配分するかが次の局面を左右する。 2000兆ウォンという数字は到達点ではなく、集中と変動性をどう制御するかという問いの出発点に近い。

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ドル・ウォン24時間取引7月6日開始…為替売買基準レートも変更へ

来る7月からドル・ウォン相場は24時間取引される。午前9時に開き、翌日午前2時に閉じていた外国為替市場の運営方式は幕を下ろす。 ソウル外国為替市場運営協議会は先月29日に総会を開き、ドル・ウォン取引を24時間ノンストップ方式に改める行動規範の改定を議決した。施行日は7月6日だ。協議会はこれを先月31日に公表した。 変わる取引時間は米ニューヨークのサマータイムを基準にする。サマータイム期間には月曜日午前6時から土曜日午前6時まで、適用されない期間には月曜日午前7時から土曜日午前7時まで開かれる。ドルを除く他の通貨の取引時間は午前9時から午後3時30分までで従来通り維持される。 週末と1月1日を除けば、国内の祝日を含むすべての日に取引できる。祝日に成立した取引の決済は銀行営業日に処理する。毎年最初の営業日は午前9時に開き、最後の営業日は真夜中に閉じる。 最大の変化は、取引の空白がなくなる点だ。昨年、取引時間が午前2時まで延長され、欧州投資家の不便は減ったが、米国時間帯に動く資金は韓国通貨をタイムリーに売買しにくかった。24時間体制はその隙間を埋める。海外投資家が韓国株を積み増したり手放したりする際、両替と為替リスク管理が一段としやすくなる。 ドル・ウォン24時間取引が7月6日から始まる。 取引時間が長くなるのに合わせて、為替相場の集計方式も見直す。毎日の始値と日中高値、安値はサマータイム基準で午前6時から翌日午前6時までを基準に算出する。 市場の基準点である基準レートは、当面は現在の方式を維持する。現行では午前9時から午後3時30分までの取引為替レートと取引量を加重平均した「MAR」方式で算定している。外国為替当局は、日中取引の終値為替レートを基準に統計を提供する計画だ。 基準レートは猶予期間を経て、時間加重平均為替レート(TWAP)に切り替わる。算出時点に近い価格を平均して基準レートを定める方式だ。取引時間延長に合わせ、現物為替ブローカー会社は毎時ちょうどに時間加重平均為替レートを提供する。市場の混乱を減らすには十分な猶予が必要だという意見も総会で出た。 外国為替当局は総会の議論を反映し、来月中にも基準レート変更などを盛り込んだ外国為替取引規定を手直しする方針だ。 今回の改定は突発的な決定ではない。政府が今年初めに示した「2026年経済成長戦略」には、7月の外国為替市場24時間開場が重点課題として盛り込まれていた。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の先進国指数入りを見据えた布石だ。 MSCIは韓国証券市場の規模と流動性を先進国級と評価しながらも、市場アクセスは不十分だとみなしてきた。外国為替市場の自由化が、その中核的な障害項目だった。 政府は来る6月の観察対象国入りを出発点に、2027年の先進国指数入り発表、2028年の実際の反映というシナリオを描いている。 先進国指数に入れば、この指数をベンチマークとするグローバルファンドの資金が韓国に流入する。長く続いた割安評価、いわゆるコリアディスカウントを和らげる回路となる。ウォンが海外でより頻繁に使われ、取引されれば、為替変動を和らげる効果も期待できる。 残る課題は夜間市場の安定だ。取引が24時間に延びても、未明の時間帯の流動性が薄ければ、小さな注文でも為替相場が大きく揺れ動くおそれがある。 外国為替の専門人材なしに自動で注文を処理するeFX(電子取引)体制、外国金融機関が国内にウォン口座を置いて直接運用する非居住者ウォン決済制度が支えになってこそ、24時間市場は本来の機能を果たす。 制度の成否は、時間割ではなく、その時間を満たす流動性と安定性にかかっている。7月6日は、韓国の外国為替市場がグローバル標準に一歩近づく出発点となる見込みだ。

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賞金2千万ウォン・市長賞まで…ソウル市、ビューティースタートアップ発掘に本腰

ソウル市が、8月25日に東大門デザインプラザで「2026 ソウルビューティーウィーク ビジネスミートアップ ピッチ大会」を開催する。 化粧品、ビューティーデバイス、ビューティーテック、ウェルネスなどの分野で、全国の予備起業者から創業7年以内のスタートアップまで参加できる。 書類審査で9チームを選抜して本選を行い、本選進出チームには投資審査役による1対1メンタリングと投資・流通の連携支援が提供される。 総賞金は2000万ウォンで、大賞・最優秀・優秀チームにはソウル特別市長賞が授与される。 昨年の受賞企業はCESイノベーション賞の受賞、TIPS選定など、実質的な成果につながった。 ビジネスミートアップ ピッチ大会の広報ポスター(写真=ソウル市) ソウル市が、ビューティー産業の未来を担うスタートアップの発掘に乗り出す。単発イベントではなく、投資と流通へつながる成長のはしごを架ける構想だ。 ソウル市は8月25日、東大門デザインプラザのコンファレンスホールで「2026 ソウルビューティーウィーク ビジネスミートアップ ピッチ大会」を開催すると明らかにした。ソウルのライフスタイル産業をグローバルコンテンツへ育てる「ビューティフルライフ・イン・ソウル」の核心行事であるソウルビューティーウィークで行われるスタートアッププログラムだ。 今年で5回目を迎えるソウルビューティーウィークは、K-ビューティーの現在と未来を一堂に示すソウル市代表の博覧会だ。企業展示や輸出商談、講演、体験などもあわせて用意される。ピッチ大会は、その中で有望企業を選び出す舞台にあたる。 ◎誰が、何をめぐって競うのか 参加対象は、化粧品をはじめ、ビューティーデバイスを含むビューティーテック、ウェルネス、インナービューティー、プラットフォームなど、ライフスタイル基盤分野の企業だ。全国の予備起業者から創業7年以内のスタートアップなら誰でも挑戦できる。 方式は段階的だ。書類審査を経て9チームを選定し、これらのチームがソウルビューティーウィークの現場で本選ステージに上がる。本選に進んだ全チームには、専門の投資審査役との1対1メンタリングが与えられる。 賞金規模も小さくない。総額2000万ウォンで、大賞1チームに1000万ウォン、最優秀1チームに500万ウォンが支給される。優秀3チームは各100万ウォン、奨励4チームは各50万ウォンを受け取る。大賞、最優秀、優秀チームにはソウル特別市長賞が授与される。 ◎賞金以上に大きい「投資連結」の価値 本選進出チームには、投資会社とのミートアップ、企業間の協力パートナーシップ連携も支援される。投資誘致と流通網の確保、グローバル進出へつながる実質的な機会をつくる狙いだ。初期スタートアップが単独では切り開きにくい投資・流通市場の扉を、ソウル市が中間で開く構造だ。 成果は数字でも確認できる。昨年のピッチ大会には59社の有望企業が参加した。受賞企業はイベント終了後も、大手流通企業やベンチャーキャピタルとの追加ミーティングを続け、投資と協業へとつながった。 代表的な事例も明確だ。自家発電型微小電気刺激ベースのスキンケアソリューションで大賞を受賞したバルンバイオは、技術力を認められ、3年連続でCESイノベーション賞を受賞した。家庭用ワイヤレス・セルフヘアカラーリングおよび管理機器で優秀賞を受けたエンターテイクは、中小ベンチャー企業部のTIPSに選定され、最大8億ウォンの支援を確保した。大会が一回限りの表彰にとどまらず、成長の足がかりになったことを示す場面だ。 ◎K-ビューティーの次を担う舞台 ...

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韓国環境公団首都圏西部環境本部、世宗大学で「キャンパス資源循環」小型廃電気・電子製品回収キャンペーンを実施

韓国環境公団首都圏西部環境本部は、先月27日から29日までの3日間、世宗大学の大洋ホール前広場で行われた「キャンパス資源循環、小型廃電気・電子製品回収キャンペーン」を実施した。 今回のキャンペーンは、資源循環制度が拡大・強化される流れに合わせて企画されたものだ。環境性保証制度と生産者責任再資源化制度がその柱となっている。若年層がキャンパス内で資源循環文化を学び、小型廃電気・電子製品の分別排出に直接参加できるようにすることが目的だ。 この2つの制度は、電子製品の生産から廃棄までの全過程を管理する仕組みだ。生産者責任再資源化制度は、製品を製造した企業に回収とリサイクルの責任を負わせる。環境性保証制度は、電子製品の有害物質の使用を制限し、再資源化しやすい設計を促す。 キャンペーンは3機関の分業で進められた。韓国環境公団首都圏西部環境本部が環境性保証制度に連動した広報を総括し、世宗大学は場所を提供するとともに環境サークル「THE EYES」の参加と運営を支援した。廃電気・電子製品の回収とリサイクルを担当するE-循環ガバナンスは、回収ボックスの設置と回収を担った。 初日の先月27日には、現場ブースに小型廃電気・電子製品の回収ボックスが設置され、在学生や教職員の参加が続いた。 ブースでは、周辺の廃家電回収ボックスの位置を案内するアプリ「モドビウム」の広報とインストール支援もあわせて行われた。分別排出の方法が分からずためらっていた利用者が、手軽に排出先を見つけられるようにするためのツールだ。 ユン・ワヌ韓国環境公団首都圏西部環境本部長は「今回のキャンペーンを通じて、青年世代が資源循環政策を直接体験し、生活の中で実践するきっかけになればと思う」と述べた。さらに「関係機関との協力を基盤に資源循環政策の広報を強化し、ESG経営の実践と公共機関の環境責任履行に貢献する」と付け加えた。 韓国環境公団は、40年以上にわたり環境分野の専門性を積み重ねてきた気候エネルギー環境部傘下の専門機関だ。水質・大気・土壌・化学などの伝統的な分野から、カーボンニュートラルや気候危機対応まで幅広く扱っている。首都圏西部環境本部は、ソウルと京畿西部を管轄する。 小型廃電気・電子製品は体積が小さいため、一般ごみとして排出されるケースも少なくない。若年層を対象にした今回のキャンペーンは、分別排出への参加基盤を広げる政策実験の性格を帯びている。

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城東区「土曜家族環境教育」毎回早期締切…リビングに入ってきたカーボンニュートラル

週末の午後、使い古した靴下の切れ端は、子どもの手でドアベルに生まれ変わる。捨てられるはずだった物が小さな飾りになる瞬間、子どもは「アップサイクル」という言葉を体で学ぶ。 ソウル・城東区の「土曜家族環境教育」は、こうした場面を毎月2回つくり出している。今年2月に始まったこのプログラムは、回ごとに申し込みがすぐ締め切られるほど住民の反応が良い。 ◆ 家族で参加する週末の環境教室 このプログラムは、週末を活用して家族が一緒に環境の大切さを学び、体験できるよう企画された。子どもたちが制作活動を通じて、生活の中でのカーボンニュートラルの実践を自然に身につけられるよう構成しているのが特徴だ。 対象は、城東区に住む5歳から10歳までの子どもを持つ家族。毎月2回、土曜の午後1時から約1時間、ソウル再活用プラザ内にある城東区環境教育センターで行われる。 申し込みは、城東区庁のホームページにある迅速予約システムで先着順で受け付ける。1回あたりの募集は6家族。少人数のため密着型の体験が可能だが、その分、毎月の募集開始と同時にすぐ埋まる。 ◆ 作りながら学ぶアップサイクルの価値 体験は回ごとにテーマを変えて実施される。2月の靴下の履き口を使ったドアベル作りを皮切りに、パプリカ石けん作り、自分だけのキーホルダー作り、スカンディアモスの額縁作りなどが続いた。今月は、シナモンガーランド作りと多肉植物のアップサイクル鉢作りが予定されている。 活動の基盤にあるのは「アップサイクル」だ。アップサイクルとは、捨てる物に新しい用途と価値を加える方法で、単純に再利用するリサイクルより一歩進んだ資源循環の概念である。靴下の履き口や端切れ、香辛料のような身近な材料が、手先の作業を通じて再び役割を取り戻す過程そのものが教育になる。 体験型の方式は、子どもの学習者に特に効果的だ。カーボンニュートラルという抽象的な合言葉を言葉で説明する代わりに、手で作り、目で確かめながら環境への感受性を体に刻み込むからだ。 ◆ 施設体験へと広がる学び 城東区は、プログラム終了後にソウル再活用プラザや下水道科学館の解説プログラムを連携させ、家族が環境関連施設を一緒に見学しながら学びを広げられるよう支援している。 ものづくり体験で得た関心が、資源循環や水環境というさらに大きなテーマへ自然に広がっていく。 区関係者は「家族環境教育は、週末に家族で一緒に参加できる点で住民満足度が高い」とし、「今後も子どもたちの目線に合わせた環境にやさしい体験プログラムを継続的に運営し、日常生活の中での環境実践文化を広げていく」と述べた。 リビングと台所から始まった小さな習慣が、一世代の暮らし方として根づくとき、カーボンニュートラルはようやく政策の言葉を超え、日常の言葉になる。

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[AI知識事典] デジタルツイン、現実を複製し未来を予測する技術

現実世界の物事やシステムを仮想空間にそのまま再現し、状態を分析して将来の変化を予測する技術がデジタルツイン(Digital Twin)だ。 人工知能とモノのインターネット(IoT)、クラウド、ビッグデータ技術の発展に伴い、デジタルツインは製造業革新の中核技術として位置づけられている。最近ではスマートシティや医療、国防、エネルギー産業まで活用分野が広がっている。 デジタルツインは文字通り「デジタルの双子」を意味する。現実に存在する製品や設備、建物、都市などを仮想環境に同一の形で実装する技術だ。単なる3次元モデリングとは異なり、現実世界のデータをリアルタイムで収集して仮想モデルに反映し、それを基にさまざまなシミュレーションと予測を行う。 たとえば工場の生産設備にセンサーを取り付けると、温度や振動、電力使用量、稼働状況などの情報がリアルタイムで収集される。集められたデータはデジタルツイン・プラットフォームに送られる。仮想空間に構築された設備モデルは現実と同じ状態を維持する。運営者は実際の機器を止めることなく、故障の可能性や生産効率を事前に分析できる。 デジタルツインの概念は2000年代初め、米航空宇宙局(NASA)で最初に注目された。宇宙船や航空機の状態を地上でリアルタイムに分析するため、仮想複製モデルを構築したのが始まりとされる。その後、産業用IoTと人工知能技術の発展により、さまざまな産業現場に適用され始めた。 製造業はデジタルツイン活用が最も活発な分野だ。自動車や半導体、造船、航空産業では生産ライン全体をデジタルツインで実装している。設計段階で製品性能を検証し、生産過程のエラーを事前に発見できる。生産コストの削減と品質向上の効果も期待できる。 スマートシティ分野でも活用が広がっている。都市全体を仮想空間に再現したうえで、交通量やエネルギー使用量、環境汚染の水準などを分析する。都市開発計画や災害対応シミュレーションにも利用される。実際の政策を実施する前に、さまざまなシナリオを検証できる点が特徴だ。 医療分野では、人体の臓器や患者の生体情報を基にデジタルツインを構築する研究が進められている。患者ごとの健康状態を仮想空間で分析し、個別化された治療計画を立てる方式だ。新薬開発の過程でも、候補物質の効果をシミュレーションする用途が期待されている。 最近では、人工知能と結びついた知能型デジタルツインが注目を集めている。以前は現実データを反映する段階にとどまっていたが、現在は人工知能がデータを分析し、将来の状況を予測する段階へと進化している。設備故障の予測や生産最適化、交通流分析など、さまざまな分野で活用されている。 デジタルツインには、運用効率を高め費用を削減できる利点がある。実際の環境では実験しにくい状況も、仮想空間で検証できる。危険な作業環境の安全性確保にも役立つ。企業側では、保守費用を減らし資産活用率を高められる。 一方で限界もある。現実と同じ水準の仮想モデルを構築するには、膨大なデータとインフラが必要だ。センサー設置とデータ収集体系の構築にも多くの費用がかかる。データの正確性が低ければ、予測結果の信頼性も下がる。サイバーセキュリティ問題も重要な課題に挙げられる。 市場調査会社は、デジタルツイン市場が今後数年間、高い成長率を維持すると見込んでいる。産業現場での自動化需要が増え、人工知能技術が高度化するにつれて、活用範囲も継続的に拡大すると予想される。 デジタルツインは、現実を仮想空間に複製することにとどまらない。リアルタイムデータを基に未来を予測し、最適な意思決定を支援する技術だ。産業競争力と運用効率を高める核心的なツールとして定着し、デジタルトランスフォーメーション時代の必須技術と評価されている。 エンビディアOmniverse™ APIを活用し、Siemens TeamCenter Xで可視化された船舶のデジタルツイン(写真=エンビディア)

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減量時に筋肉も落ちる…サムスン、ハーバードと「ギャラクシーウォッチ処方」実験

サムスン電子は、ハーバード大学医学部付属のマサチューセッツ総合病院(MGH)と、GLP-1系治療薬を服用する患者の身体の変化をギャラクシーウォッチで追跡・分析する共同研究を進めると、28日に発表した。 体重が減る過程で同時に失われる筋肉や変化する活動量を、ウェアラブル機器で管理できるかを確認するのが核心だ。 GLP-1は、食事後に腸から分泌されるインクレチンホルモンの一種で、血糖を調整し、食欲を抑える役割を担う。このホルモンを模倣して減量効果を高めたGLP-1系の肥満治療薬は、近年世界市場で爆発的な人気を集めている。 問題はその陰にある。服用をやめると体重が再び増えるリバウンドが起こり、胃腸障害や筋肉量の減少といった副作用が伴うこともある。 今回の研究で使うのは、生体アクティブセンサーを搭載したギャラクシーウォッチ8だ。研究チームは、減量薬治療を始めたばかりの成人男女100人を2グループに分ける。 一方のグループにはギャラクシーウォッチ8を着用させ、体組成をモニタリングしながら身体活動を追跡し、個別化された運動ガイダンスを提供する。もう一方は、一般的なGLP-1治療指針のみを守る標準グループだ。2つの集団を比較し、筋肉量の維持効果に違いが出るかを分析する構造となる。 信頼性を高めるための仕組みも用意した。研究チームは、体組成分析の標準機器とされるDXAスキャンを活用し、両グループの変化を精密に追跡する。ギャラクシーウォッチによる管理が筋肉量の維持に実際に意味のある差を生むのかを、病院レベルの精密検査で突き合わせて確認する考えだ。 今回の研究は、MGH側の提案で始まった。両機関はこれまで、ギャラクシーウォッチとサムスンヘルスを活用したデジタルヘルス研究を続けてきた。MGH糖尿病センターは、糖尿病とGLP-1肥満治療薬の研究を継続してきた機関であり、両者の蓄積された協力関係が今回の共同研究の土台となった。 研究を統括するメリッサ・フットマンMGH糖尿病研究センター長は、「ウェアラブル機器を通じて患者が日常の中で個別化された運動を行い、活動量、心拍数、体組成などのデータを蓄積していけば、医療陣も患者の健康状態をより包括的に把握できる」と述べ、「今回の研究は、ウェアラブル機器が適時の治療計画の策定に寄与し得る可能性を探る点で意義がある」と語った。 サムスン電子が今回の協力で確認しようとしているのは、ギャラクシーウォッチの位置づけの変化だ。単に健康を記録する機器を超え、薬物治療の過程における生活習慣管理や予防的ヘルスケアまで支えられるのかを見極めようとしている。手首の上の機器が処方箋の隣に座れるのか、という問いでもある。 医療機関との連携は今回が初めてではない。サムスン電子は中央大学光明病院とミズコシン性失神を早期に予測する研究を、米スタンフォード大学とは睡眠時無呼吸の検知ソリューションを高度化する研究を進めている。個別の疾患を狙った協力を着実に広げていく流れだ。 チョン・ミン・サムスン電子MX事業部デジタルヘルスチーム常務は、「今回の協力は、GLP-1系治療薬の服用過程で実際の患者が直面する筋肉損失と生活習慣管理に注目した研究だ」とし、「包括的で予防的な健康管理ソリューションを提供しようとする取り組みを示す代表的な事例だ」と強調した。 ウェアラブルヘルスケア市場では、アップルウォッチを前面に出すAppleとの競争が一層激しくなっている。単なる心拍数や睡眠の測定を超え、実際の医療データとして認められるかどうかが次の勝負どころとして浮上している。肥満治療薬という世界的な需要が急増する薬剤にギャラクシーウォッチを結び付けた今回の試みが、手首の上の機器を医療エコシステムに押し込む足がかりとなるのか注目される。

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TSMC、ボーナス平均30%引き上げへ…サムスン発の動揺に会長が直接回答

世界最大の受託生産企業、台湾TSMCが従業員への報酬カードを切った。今年の業績連動賞与を平均30%以上引き上げるという約束だ。社内に広がっていた不満を鎮めるための措置である。 魏哲家会長は27日、非公開のタウンホールミーティングで、台湾の従業員への利益分配金が平均30%超増えると確信していると述べた。ブルームバーグ通信が同日伝えた。最高経営責任者が自らマイクを握った。 ◆サムスンが揺さぶった均衡 サムスン電子の労使は最近、全面ストライキ直前まで行きながらも、賃金・成果給の暫定合意案をまとめた。スト騒ぎは劇的に収束した。問題はその規模だった。 半導体部門の従業員1人当たり平均約34万ドル相当のボーナスが支給されるというニュースが伝わった。この数字が台湾に渡ると、波紋を呼んだ。正式な労組のないTSMC内部がざわついたのである。 人工知能ブームで過去最高益を出している会社が、報酬は期待に届いていないのではないかという疑問だった。懸念は社内オンラインフォーラムや匿名掲示板を通じて急速に広がった。一部の従業員の間では、サムスンのように声を上げるべきだという主張まで出た。 台湾の現地法では、集団ストライキのハードルは高い。それでも、動揺そのものが異例だと評価されている。労組という交渉窓口のない組織で不満が表面化したという点である。 ◆会長が自ら前に出た理由 魏会長のタウンホールミーティングは、自ら求めた場だった。ボーナス引き上げ案を掲げ、従業員をなだめるために直接乗り出した。会社は公式コメントを控えつつも、今週初めの声明で、今年の利益分配の増加率が昨年の水準を上回るだろうと明らかにした。 こうした対応は、人材確保競争の一側面として受け止められている。半導体の微細工程技術は、結局のところ人から生まれる。AI時代に先端チップ需要が爆発する局面で、核心的なエンジニアの流出はそのまま技術競争力の流失につながる。報酬格差が広がれば、人材流出リスクも大きくなる。 魏会長はこれまで、価格政策において短期的な機会主義より長期的安定性を重視すると強調してきた。こうした経営方針を追い風に、TSMCは今年の売上総利益率を66%まで引き上げた。報酬を増やす余力は十分だという意味でもある。 ◆数字が示す分配構造 TSMCの業績賞与は即興的な決定ではない。定款に明記されたルールに従う。 同社は年間純利益の最低1%を業績賞与の原資として積み立てることを規定している。2025年の利益分配プログラムには、前年より46.6%増の約1030億台湾ドル、日本円で約4930億円を割り当てている。純利益が増えれば分配も自動的に増える仕組みだ。 ブルームバーグは、TSMCが純利益の増加率と連動して賞与を拡大してきたため、今年も昨年より高い増加幅になると見込んだ。会長が約束した30%引き上げが口先だけではない理由である。 結局、今回の問題は単一企業のボーナス交渉にとどまらない。AIが押し上げた半導体の超好況の果実を、誰がどう分けるのかという問題である。過去最高益を上げる企業ほど、従業員報酬への社内期待も同時に高まる。台湾と韓国、二つの半導体大国の人材競争が、給与明細の上で本格化している。

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勤め先が住宅価格を分ける時代…サムスン労使妥結で東灘・水枝に殺到する20-30代

ソウル市内の不動産仲介業者で若い新婚夫婦が住宅契約の相談をしている。最近、大企業社員向けの低金利社内融資拡大への期待感が不動産市場の変数として浮上している。(写真=ソリューションニュースAI画像生成) サムスン電子の労使が2026年の賃金交渉をまとめると、京畿南部の半導体ベルトの不動産市場がざわついている。年1.5%金利の社内住宅ローンと成果給への期待が重なり、若い大企業社員が新たな買い手層として浮上しているとの分析が出ている。 交渉結果は直ちに購入余力へとつながった。労使が27日に賃金・団体交渉の仮合意案を最終可決し、無住宅の社員は住宅購入資金として最大5億ウォン、賃貸保証金として最大3億ウォンを年1.5%の金利で最長10年間借りられるようになった。賃金交渉の結論が事業所周辺の不動産価格を動かす要因として作用した格好だ。 象徴的な場面も伝えられた。28日、ニューシスによると、華城・東灘駅近くの仲介業者に相場16億ウォン台のマンションを買うと20代の新婚夫婦が訪れた。1998年生まれのサムスン電子社員と1999年生まれのSKハイニックス社員の夫婦だった。社会人になったばかりの世代が16億ウォン台の物件を狙う風景は、今回の現象の性格を端的に示している。 ◆ 年1.5%の社内融資が持つ2つの武器 購入力を高めた力は社内融資にある。第一の武器は金利だ。市中銀行の住宅担保ローンと比べれば、年1.5%は半分にも満たない。5億ウォンを借りても年利は750万ウォンにとどまる。同じ金額を銀行から借りる場合と比べ、毎月の返済負担は明らかに軽い。 もう一つの武器は、規制をかいくぐる構造だ。政府は借金をして家を買う流れを抑えるため、DSRという枠を設けている。所得に対して返済すべき元利金が一定水準を超えないようにする仕組みだ。会社が直接出す社内融資は、この規制の影響を比較的受けにくい。銀行窓口ではふさがっていた限度額が、会社の中では開かれる。 低金利と緩い規制が合わさると、同じ年収でも動員できる資金の大きさが変わる。ここに数億ウォン台の成果給期待が重なった。業界では来年初めの成果給支給が見込まれている。当面の現金が不足していても、すぐ入るボーナスを信じて購入に乗り出す心理が働いている。 ◆ なぜ買い手は東灘と水原・霊通に集中するのか 資金余力が増えたからといって、すべての地域の住宅価格が上がるわけではない。今回の買い需要は、会社に近い地域に明確に集中した。サムスン電子とSKハイニックスの事業所へのアクセスが良い華城・東灘、龍仁・水枝一帯だ。通勤動線の中で家を探す実需が、厚い財布と重なった地点である。 資金を組み立てる方法も似ている。地元仲介業者の関係者はニューシスの取材に対し、「親からの贈与と自己資金、会社の融資を活用して先に家を契約し、足りない資金は成果給で補おうとする需要が多い」と伝えた。 贈与された元手に会社融資を上乗せし、不足する残金は成果給で埋める組み合わせだ。かつては参入不可能だった16億ウォン台の物件が、交渉可能な数字へと変わる地点がここにある。 数字もこの流れを裏付ける。韓国不動産院の集計によると、5月第3週の華城・東灘圏のマンション価格は0.49%上昇し、ソウル平均の上昇率0.35%を上回った。東灘新都市の今年第1四半期の取引件数は2283件で、前年同期比112%増えた。取引が活発になり、価格が上昇する買い手優位の相場が広がっている。 ◆ 職場が住宅価格を分ける時代 この現象は一時的な好材料だけでは片づけられない。会社の福利厚生制度が特定地域の不動産を直接押し上げる構造だからだ。賃金交渉の結果が事業所周辺の住宅価格にすぐ反映される流れは、不動産価格がもはや立地と金利だけで動かないことを示している。どの会社に勤めているかが購入力を分ける変数として浮上した。 その陰も見なければならない。同じ所得でも、年1.5%の社内融資というはしごがある会社員と、ない会社員の出発点は開いてしまう。 半導体好況が生んだこの格差は、職場がそのまま資産格差につながる新たな二極化の一断面だ。会社の資金支援が厚いところほど、周辺不動産への参入障壁は特定集団に限って低くなる。 この買い需要の弱点も明確だ。東灘と水枝の上昇は、半導体景況と成果給という外部要因に支えられている。景況が冷え、成果給への期待がしぼめば、下支えしていた力も同時に弱まる可能性がある。 会社が生み出した買い需要は、その会社の業績と一体で動くという点を、この地域市場を読むうえで見落とすことはできない。

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iPhone、奪われた瞬間に自動ロック… Apple、ひったくり検知機能を開発中

歩いている途中で誰かにiPhoneをひったくられて逃げられた瞬間、端末が自らロックされる。Appleがこうした機能を準備しているとみられる。 米Apple専門メディアの9to5Macは26日(現地時間)、AppleがiPhone向けに新たな「ひったくり防止(anti-snatching)」機能を開発中だと報じた。 盗難の状況を自動で検知し、画面を即座にロックする仕組みだ。窃盗犯が端末を手に入れても、中にある個人情報や金融データへアクセスできないようにするのが目的である。 カギとなるのは「判断方法」だ。9to5Macによると、新機能はiPhoneに内蔵された加速度センサーと、ペアリングしたApple Watchとの距離情報を活用する。 窃盗犯は通常、端末を奪った直後に走って逃げるか、自転車で素早く立ち去る。その際、iPhoneが利用者の手首から急に離れ、同時に異常な動きが検知されると、システムが盗難状況と判断して直ちに端末をロックする仕組みだ。 ◎「盗難デバイス保護」と連動…見慣れない場所では機能自体を制限 この機能は、Appleがすでに提供している「盗難デバイス保護(Stolen Device Protection)」と同じルールで動作する。 iPhoneが普段訪れない場所にある、あるいは初めて接続するWi‑Fiに接続したと判断されると、端末の一部領域へのアクセスが自動的に制限される。 パスワード変更、Appleアカウントの解約、保存済みカード情報の確認などの機微な操作には、Face ID認証をもう一度求められ、一定時間が経ってから実際の変更が行われる仕組みだ。 Appleはこれまで、紛失・盗難されたiPhoneを守るための仕組みを段階的に整えてきた。 「探す」機能で位置を追跡し、遠隔で端末をロックしたりデータを消去したりする機能も提供している。しかし今回の機能は性格が異なる。利用者が盗難に気づいて対処する前に、端末が自ら「今、奪われた」と判断して先に動く、初めての試みだからだ。 路上での携帯電話の強奪は、英国ロンドン、米ニューヨーク、仏パリなど主要都市で長く社会問題となっている。単なる端末の紛失を超え、モバイルバンキングアプリや決済情報まで一緒に盗まれ、二次被害が大きくなる傾向にある。Appleの今回の機能は、こうした流れに対応したセキュリティ強化策とみられる。 ◎WWDC目前…iOS 27で姿を現す可能性 公開時期は目前だ。Appleは6月8日に年次世界開発者会議(WWDC)2026を開催する。 9to5Macは、新しいひったくり防止機能がこの場で次世代OSのiOS 27の一部として発表される可能性があると予測した。ただし、Appleは正式日程を公式には確認していない。 業界では今回の機能を、単なるセキュリティ機能の追加以上のものと受け止めている。iPhoneとApple Watchを連携させて動作する仕組みだからだ。 手首の上の端末が時刻確認だけでなく、iPhoneのセキュリティセンサーの役割まで担うことになるわけだ。Appleのエコシステム内で、デバイス間の協業がさらに一段深まる方向である。 WWDCを前に、Siriの全面刷新やApple ...

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