ハリス、個人情報ハッキング被害…「会員ID・パスワード・住所まで流出」

▶ コーヒーチェーンのハリスは、会員システムに外部から不正アクセスがあり、顧客の個人情報が流出したと、顧客にメッセージで通知した。ハリスは16日に流出を確認した。流出は9月3日から10月7日までの間に起きたとみられ、期間は35日間に及ぶ。 ▶ 流出した情報は、ID、パスワード、氏名、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、重複加入確認情報(DI)。対象は、2020年2月11日より前にハリスの会員に登録した人だ。被害人数はまだ把握されていない。 ▶ ハリスは不正アクセス経路を遮断し、認証手続きを強化したほか、不審なログインの監視を強化し、関係機関に届け出た。 出典:ハリス公式サイト コーヒーチェーンのハリスから、会員情報がハッキングによって流出した。 ハリスは18日、会員システムに外部から不正アクセスがあり、顧客の個人情報が流出したと、顧客にメッセージで通知した。流出は16日に確認した。ハリスは、9月3日から10月7日までの間に起きたとみている。 流出した情報は、ID、パスワード、氏名、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、重複加入確認情報(DI)だ。対象は、2020年2月11日より前にハリスの会員に登録した顧客。 ハリスは、なぜこの日付が基準なのかについて説明していない。被害人数や規模も、まだ把握できていないとしている。 ◆ パスワード流出が問題 流出した情報のうち、最も危険なのはパスワードだ。ハリスは「同じIDとパスワードを使っている他のサービスについても、パスワードを変更してほしい」と呼びかけた。 複数のサイトで同じIDとパスワードを使い回す人は多い。ハッカーは盗み出したIDとパスワードのリストを、別のサイトに自動入力して試す。いわゆる「クレデンシャルスタッフィング」だ。ハリスで使っていたパスワードを銀行、通販サイト、メールでも使っていた場合、それらのアカウントにも不正にアクセスされるおそれがある。ただし、パスワードがハッシュ化された状態で流出したのであれば、直ちに他のアカウントにログインできるわけではない。 重複加入確認情報(DI)は、本人確認の際にサイトごとに作成される識別情報だ。住民登録番号の代わりに、同一人物かどうかを確認するために使われる。DIだけで住民登録番号が分かるわけではないが、氏名、生年月日、電話番号と組み合わされれば、別のサービスで本人になりすますために悪用される可能性がある。住所や電話番号も一緒に流出しているため、宅配業者や金融機関を装ったSMS詐欺(スミッシング)に利用されるおそれもある。 ◆ ハリスがしたこと、顧客がすべきこと ハリスは不正アクセス経路を遮断し、認証手続きを強化した。不審なログインの試みに対する監視を強化し、関係機関に届け出て調査に協力している。ハリスは顧客に心配をかけたことを深く謝罪し、顧客情報の保護と被害の最小化に最善を尽くすと表明した。 顧客には、すぐに対応すべきことがある。▲ハリスの会員パスワードを変更する。▲他のサイトで同じIDとパスワードを使っていた場合は、そのサイトのパスワードも変更する。▲ハリスや金融機関を装ったSMSやメールのリンクを開かない。パスワードはサイトごとに異なるものを使い、可能なサービスでは、SMSやアプリで追加確認を行う二段階認証を有効にするのが安全だ。 ◆ 今年だけでSKテレコム、クーパン…課徴金の上限は売上高の3% 個人情報の流出事故は、今年に入って特に相次いでいる。SKテレコムはSIMカード情報の流出を受け、1,348億ウォンの課徴金を科された。クーパンは3,750万人分の情報が流出し、今年6月、過去最高となる6,247億ウォンの課徴金を科された。 個人情報保護法では、安全管理措置の義務に違反した企業に対し、全売上高の最大3%を課徴金として科すことができる。 法律では、流出を知った後72時間以内に個人情報保護委員会または韓国インターネット振興院(KISA)に届け出るとともに、利用者に通知するよう定めている。ハリスは16日に流出を確認し、18日に通知した。流出が始まったのは9月初めとみられる一方、確認は10月中旬だった。侵入に1カ月以上気づかなかった理由や、パスワードが暗号化されていたかどうか、被害人数については、個人情報保護委員会の調査で明らかになる。

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トランプ氏「現代自動車、5億6000万ドル投資を発表」…中間選挙遊説で投資事例として言及

要点 ▶ ドナルド・トランプ米大統領は16日(現地時間)、ジョージア州ダルトンでの中間選挙集会で、現代自動車グループがジョージア州ウェストポイント工場の拡張に5億6,000万ドル(約7,486億ウォン)を投資すると発表したと述べた。 ▶ 投資主体は現代自動車グループの自動車部品系列会社、現代トランシス。ブライアン・ケンプ・ジョージア州知事がすでに8日、報道資料で発表していた。 ▶ ウェストポイントの既存の第1・第2工場を近代化し、新たに第3工場を建設して、ハイブリッド車向け電動化パワートレインの生産を拡大する。新規雇用は320人。 写真は現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)の全景(出典:現代自動車) ドナルド・トランプ米大統領が選挙集会で現代自動車の名前を挙げた。トランプ大統領は16日(現地時間)、ジョージア州ダルトンで開かれた中間選挙集会の演説で、現代自動車グループがジョージア州ウェストポイント工場の拡張に5億6,000万ドル(約7,486億ウォン)を投資すると、たった今発表したと述べた。 海外企業による対米投資の事例の一つとして取り上げ、共和党のリーダーシップの下で非常にうまくいっているとして、第2次政権の成果に挙げた。 トランプ大統領が言及した投資は、現代自動車グループの自動車部品系列会社、現代トランシスによるものだ。この計画は、ブライアン・ケンプ・ジョージア州知事が8日に報道資料で先に明らかにしていた。 ◆ ハイブリッド部品工場をもう1カ所建設 ケンプ知事の発表によると、現代トランシスは約5億6,000万ドルを投じ、ウェストポイントにある既存の第1・第2工場の設備を近代化するとともに、第3工場を新たに建設する。 生産するのは、ハイブリッド車向けの電動化パワートレインだ。エンジンと電気モーターの力を車輪に伝える、変速機系統の部品である。新たに320人を雇用し、事務・管理・生産職に配置する。 ウェストポイントはジョージア州とアラバマ州の州境にある小さな町だ。起亜自動車のジョージア工場があり、現代トランシスの工場はその隣のキア・パークウェイに位置する。現代トランシスは現在、ウェストポイントで約1,250人を雇用している。 現代トランシスのジョージア・パワートレイン法人を率いるチェ・ジェギュン氏は、ジョージア州との約20年にわたる関係に触れ、長期的なパートナーシップにおける重要な節目だと述べた。ケンプ知事は、現代自動車・起亜自動車の生産能力拡大を後押しする投資だと語った。完成時期や州政府の優遇措置の規模は発表されていない。 現代トランシスは1994年に設立された、パワートレインとシートを専門とする部品メーカーだ。10カ国に32の事業所を展開し、従業員数は1万1,185人。オートモーティブ・ニュースの集計による2025年の売上高ベースで、世界の自動車部品メーカー第27位となっている。 ◆ 米国での「ツーソン・ハイブリッド」生産と連動 写真は現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)(出典:現代自動車) 現代自動車は先月30日、アラバマ州モンゴメリー工場に5億ドル(約6,767億ウォン)を投資し、「ツーソン・ハイブリッド」を現地生産することを決めた。 ツーソン・ハイブリッドは現在、蔚山工場で全量を生産し、米国に輸出している。アラバマ州で生産しているツーソンは、内燃機関モデルのみだ。現代自動車のホセ・ムニョス社長は、ツーソンに続いてサンタフェと、サンタフェの航続距離延長型電気自動車(EREV)も現地生産し、搭載するエンジンやパワートレインまで現地で製造すると明らかにした。 完成車を米国で組み立てても、主要部品を韓国から輸入すれば関税がかかる。エンジンや変速機まで米国で生産してこそ、関税負担を抑え、採算を合わせられる。現代トランシスのウェストポイント第3工場が、変速機系統の部品を担う構図だ。 需要はハイブリッド車に集中している。現代自動車の9月の米国でのハイブリッド車販売台数は前年同月比33%増加し、全販売台数に占める割合は過去最高の29%となった。ツーソンは今年1~8月に米国で15万8,523台を販売し、7.3%増加した。 ...

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テスラ・ロードスターはどうやって飛んだのか…マスクが見せたかったもの【詳細分析】

▶ テスラが15日(現地時間)、テキサス州マクレガーのスペースX試験場で実演したロードスターは、2つの装置で空を飛んだ。 ▶ 車体底部に大型ファンを取り付け、車を路面に吸いつかせる装置と、圧縮空気を噴射して車を押し、浮かせるコールドガススラスターだ。 ▶ ひっくり返ったコースに張りついていたのはファン、空中で車体を回転させ、車5台を飛び越えたのはスラスターだ。 テスラが15日(現地時間)、米テキサス州のスペースX試験場で公開したロードスターの空中機動デモ。ロードスターが圧縮空気スラスターを使って車5台の上を飛び越えている。(写真=テスラ) テスラが15日(現地時間)、米テキサス州マクレガーのスペースX試験場で実演したロードスターは、逆さまになったコースから飛び出し、空中で一回転して着地した。 トラックを含む車5台も飛び越えた。テスラは、圧縮空気スラスターと車体底部の吸着ファンを搭載した結果だと説明した。 自動車メーカーがロケット部品を量産車に搭載し、空中機動を披露したのは初めてだ。 テスラが公開した資料や実演後に発表された技術分析、アナリストの評価をもとに、ロードスターがどのような装置で浮上したのか、その装置で何ができ、何ができないのか、マスクが採算の見込めない車にスペースXのエンジニアまで投入した理由を探る。空飛ぶ車が実際にどこまで実現しているのかも整理する。 ◆ 装置1:車体を路面に吸いつかせるファン テスラ・ロードスターがジェットコースターのように湾曲した特設コースを走行している。車体下部の吸着ファンを活用した走行性能を披露する場面。(写真=テスラ) デモの最初の場面を振り返ってみよう。ロードスターはジェットコースターのように湾曲したコースを駆け上がり、天井に逆さまに張りついた。車が落ちなかった理由はスラスターではない。車体底部に取り付けられた大型ファンだ。 原理は掃除機と同じだ。底部のファンが車体の下の空気を吸い出すと、車の下の気圧が外より低くなる。外側の空気が車を路面に押しつける。車体の周囲に設けたスカートが、外の空気が入り込むのを防ぐ。 テスラはこれを「マルチモード吸着システム」と呼ぶ。レーシングカーが速度を上げると、ウイングで車体を地面に押しつけるのと目的は同じだが、ファンは車が止まっていても作動する。英国のマクマートリーが開発したレーシングカー「スピアリング」も同じ方式で、1トンの車体に2トン分の押しつける力を生み、逆さまに張りつくデモを行ったことがある。 テスラはデモ映像に、押しつける力として「4,700kg」と表示した。電気自動車専門メディアのエレクトレックは、車重2トン未満の車に対しては大きすぎる数字だとして疑問を呈した。テスラは9月、車体底部にダクトファン4基を搭載した「電動ファンカー」の特許も出願した。公道仕様のベースモデル「パフォーマンス」にも吸着装置が搭載される。コーナーを曲がる際に車を路面に押しつけるためだ。 ◆ 装置2:燃料を使わないロケット、コールドガススラスター テスラ・ロードスターがランプを離れ、空中で車体を回転させている。車両に搭載された圧縮空気スラスターから白い気体が噴射されている。(写真=テスラ) 空中で車体を回転させ、車を飛び越えたのはスラスターだ。マスクは「ロケットのように飛ぶ」と話したが、炎を噴き出すロケットとは異なる。コールドガススラスターだ。 ロケットは燃料と酸化剤を燃焼させ、高温のガスを噴射する。コールドガススラスターは燃焼させない。あらかじめ強く圧縮した気体をノズルから噴き出すだけだ。 風船を膨らませて手を離すと飛んでいくのと同じ原理だ。推力はロケットよりはるかに弱いが、構造が単純で火が出ず、何度でも作動させたり止めたりできる。 宇宙船の向きを少し変えるときに使われるのが、コールドガススラスターだ。スペースXのファルコン9ロケットは、1段目のブースターが発射後に戻ってくる際、窒素のコールドガススラスターで機体を反転させ、姿勢を整える。 ...

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OpenAIのコンピューティング統括サチン・カティ氏、入社1年で退任…後任はxAI出身のルダラジュ氏

OpenAIでコンピューティングインフラを統括してきたサチン・カティ氏。入社から約1年で会社を去り、新たな事業に乗り出す。(写真=サチン・カティ氏のXアカウント) OpenAIでコンピューティングインフラを統括してきたサチン・カティ氏。入社から約1年で会社を去り、新たな事業に乗り出す。(写真=サチン・カティ氏のXアカウント) OpenAIでコンピューティングインフラを統括していたサチン・カティ氏が、入社から約1年で会社を去る。 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は14日(現地時間)、事情に詳しい関係者の話として、カティ氏が来月退任し、退社後も顧問として同社との関係を続ける見通しだと報じた。OpenAIはこの日、社内で正式に発表する予定だ。 後任はウデイ・ルダラジュ氏。イーロン・マスク氏率いるxAI出身で、今夏、コンピューティング能力部門の最高技術責任者(CTO)に昇進した。今後はコンピューティング戦略を担当し、グレッグ・ブロックマン社長に直接報告する。 サチン・カティ氏が15日(韓国時間)、Xに投稿した退任発表。新たな事業を始めるとし、11月15日以降もOpenAIの顧問を務めると明らかにした。(写真=サチン・カティ氏のXアカウントのキャプチャー) ◆ インテルCTOは7カ月、OpenAIは1年 カティ氏は2025年3月、インテルのネットワーク・エッジグループでCTO兼AI責任者に就任したが、同年11月、わずか7カ月でOpenAIに移った。 インテルはリップブー・タンCEOがAI事業を自ら統括することで、後任不在を補った。OpenAIでカティ氏が担ったのは、コンピューティングインフラの計画と構築だった。今年初めのインフラ組織再編後は、インフラチーム全体を監督し、ブロックマン社長に報告していた。 カティ氏が担当した重要課題の一つが「スターゲート」だった。OpenAI、オラクル、ソフトバンクが共同発表したAIデータセンター事業は、初期段階でソフトバンクやオラクルとの交渉が遅れ、計画に支障が生じていた。 WSJによると、カティ氏は両社とそれぞれ個別契約をまとめたほか、AWSをはじめとする主要サプライヤーとの追加コンピューティング契約も確保した。 他社が建設したデータセンターの賃借だけに頼らず、自ら用地を借りる戦略も復活させた。その成果が、8月にソフトバンク傘下のSBエナジーと締結した、10GW規模のオハイオ州データセンター賃貸契約だ。エヌビディアが最大1050億ドルの財務保証を行い、第1段階は2028年に稼働する予定だ。 WSJは7月、OpenAIが2030年までのコンピューティング投資見込み額を約6000億ドルから7500億ドルに引き上げたと報じていた。 ◆ 2カ月でインフラ責任者が再び交代 インフラ部門で幹部が退社するのは、わずか2カ月ぶりだ。データセンター部門を統括していたクリス・マローン氏が8月に退社した。 メタで5年、グーグルで10年勤務した後、2025年3月に入社したマローン氏は、組織再編後、ブロックマン氏ではなくカティ氏に報告する体制となった直後に会社を去った。当時、OpenAIはルダラジュ氏、ブレント・メイヨ氏、スパス・ラザロフ氏ら経験豊富なデータセンターチームがいると説明していた。 今年OpenAIを去った幹部は、インフラ部門に限らない。サム・アルトマンCEOの右腕だったフィジ・シモ氏は、健康上の問題で製品・事業責任者を退き、顧問を務めている。 最高執行責任者(COO)のブラッド・ライトキャップ氏、最高収益責任者(CRO)のデニス・ドレッサー氏、最高マーケティング責任者(CMO)のケイト・ラウチ氏、倫理責任者のクロエ・バカラ氏、Sora責任者のビル・ピーブルズ氏も退社した。Business Insiderの集計によると、今年退社した幹部は13人に上り、その多くが直近1カ月に集中した。 ブロックマン社長は8月、CNBCの取材に対し、幹部の交代について、自身とアルトマン氏は変わらず会社にいるとして、不安定化の兆候ではないと述べた。OpenAIは株式上場の時期を今年から2027年に延期したと伝えられている。カティ氏の後任人事を除き、OpenAIから公式な発表はまだない。

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系外惑星の大気は丸くない…ジェイムズ・ウェッブで周囲を測定したところ夕方側がより膨張

主なポイント ▶ 米コーネル大学と英ブリストル大学の共同研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、系外惑星WASP-17bの大気が完全な円形ではなく、片側に伸びたゆがんだ球状であることを確認したと、14日(現地時間)に発表した。研究成果は「Nature Astronomy」に掲載された。 ▶ ブリストル大学のデービッド・グラント博士とハンナ・ウェイクフォード博士が開発した「透過ストリング(transmission strings)」という手法を初めて適用した。 ▶ 惑星が恒星の前を通過する際、大気の縁を通る光を角度ごとに分けて測定する方法で、大気を同じ半径の円と仮定し、平均スペクトルだけを抽出していた従来の分析とは異なる。 ▶ 地球から約1,300光年離れた「ホットジュピター」WASP-17bでは、赤道の夕方側の大気が朝側より膨らんでいた。 「透過ストリング」手法で描いた系外惑星WASP-17bの大気の形。赤道に沿った幅広い帯状のジェット気流が、恒常的な昼側から夜側へ物質と熱を運ぶ。(写真:Engine House、ハンナ・ウェイクフォード、コーネル大学提供) 系外惑星の大気の形が、初めて周囲に沿って測定された。 米コーネル大学と英ブリストル大学が主導した国際研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)のデータに「透過ストリング」手法を適用し、系外惑星WASP-17bの大気が完全な円形ではなく、片側に伸びた形であることを確認したと、14日(現地時間)に発表した。 これまで系外惑星の大気は、丸い円として描かれてきた。研究成果は同日、「Nature Astronomy」に掲載された。 ◆ 一つの円から、周囲の各地点へ 系外惑星の大気は、惑星が恒星の前を通過する際、恒星の光が大気の縁を通り抜けて吸収される量をもとに分析する。 従来の方法では、大気の半径はどの方向でも同じだと仮定し、縁全体の平均スペクトルを一つ抽出していた。 ブリストル大学のデービッド・グラント博士とハンナ・ウェイクフォード博士が開発した透過ストリング手法は、惑星が恒星の前を通過する間に、大気の縁を通る光を角度ごとに分けて読み取る。 これにより、周囲の各地点で惑星の中心から大気の端までの距離を個別に測定できる。研究チームはこの方法を「トランジット・マッピング」と呼ぶ。JWSTで先行して試みられた「食マッピング」が、惑星が恒星の背後に回る際の光の変化を測定するのと対をなす手法だ。 筆頭著者でコーネル大学クラーマン博士研究員のリリー・オルダーソン氏は、「大気の半径はどの方向でも同じだと仮定するのではなく、この手法では惑星の中心から縁までの距離を方向ごとに導き出せる。指輪を一つ見る段階から、指輪のどこに宝石がはめ込まれているか分かる段階に進んだと言える」と話した。オルダーソン氏はブリストル大学で物理学の博士号を取得する過程で研究を始めた。 恒星の前を通過するWASP-17b。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測により、恒星の光を吸収する大気の形が明らかになった。(写真:Engine ...

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【解説】アンソロピック、Gitを捨てて独自のコード管理システムを開発

主な内容 ▶ Anthropicは最近、エンジニアリングブログで独自のコード管理システム「Scion」を開発し、開発者の標準ツールであるGitを5カ月で置き換えたと明らかにした。 ▶ 理由はコードの量だ。Anthropicが1日にマージするコード変更は、5月の平均約2,500件から9月には3万件を超えた。Claudeが人間に代わってコードを書くようになり、人間の速度に合わせたツールでは対応できなくなった。 ▶ これまでに蓄積されたコード変更の記録は100GB、1日のコードダウンロード回数は2,500万回に達する。Gitの複製サーバーを数百台用意しても足りなかった。Scionは「利用者が常に接続している」ことを前提に、サーバーがすべての計算を担い、必要なファイルだけを配信する。 Anthropicは最近、エンジニアリングブログで独自のコード管理システム「Scion」を開発し、開発者の標準ツールであるGitを5カ月で置き換えたと明らかにした。(写真=ソリューションニュースAI画像を使用) Anthropicは最近、エンジニアリングブログで独自のコード管理システム「Scion」を開発し、開発者の標準ツールであるGitを5カ月で置き換えたと明らかにした。(写真=ソリューションニュースAI画像を使用) Anthropicが、世界中の開発者が使う標準ツールGitを捨てた。 Anthropicは13日(現地時間)、最近エンジニアリングブログで独自のコード管理システム「Scion」を開発し、会社全体のコードを5カ月で移行したと明らかにした。理由があった。AIがコードを書く速度に、人間向けのツールが追いつけなくなったのだ。 Gitは2005年、Linuxを開発したリーナス・トーバルズが作ったコード管理ツールだ。誰がいつ、どの行を修正したかを記録し、複数人が変更したコードを一つにまとめる。 世界中の開発者の大半が利用しており、GitHubやGitLabなどのサービスもGitを基盤としている。Anthropicは、自社の規模ではGitがもはや適さないと判断した。 ◆ わずか4カ月で12倍、1日3万件 Anthropicは、コーディングがもはやボトルネックではないと説明した。Claudeは自ら研究実験を行い、複雑なプログラムを修正し、新しいサービスをゼロから構築する。ボトルネックは、人間の速度に合わせて作られた開発基盤、つまりコードリポジトリ、ビルド、自動テストへと移った。 Anthropicは会社全体のコードを一つのリポジトリに保存している。そこに1日でマージされるコード変更は、5月の平均で約2,500件だった。9月には3万件を超え、わずか4カ月で12倍になった。Anthropicによると、コードをマージしたいという需要は事実上尽きることがなく、ボトルネックを一つ解消するたび、すぐにさらに多くのコードが流れ込んできたという。 Anthropicが公開した2026年1~9月の1日当たりコードマージ件数の推移。5月に1日平均約2,500件だったコード変更は、9月9日に3万401件まで増加した。青色は従来のプルリクエスト、オレンジ色は独自のコードレビュー・ツール「Antique」を通じた変更リクエスト。(資料=Anthropic) リポジトリの規模も対応しきれなくなっていた。コードを修正するたびに残る変更記録は、主要な開発ブランチだけで約100GBに達し、現在のコードを圧縮したコピーも25GBを超える。自動テストがコードをダウンロードする回数は1日2,500万回だ。 開発者の作業環境やAIエージェントの作業スペース、研究作業は含まない数字だ。Git方式でそのままダウンロードすると、1日に600PB(ペタバイト)のデータが行き交う。AnthropicはGitの複製サーバーを数百台稼働させて対応していたが、マージ件数が増えるにつれて運用は難しくなった。 ◆ Gitは個人向け、ScionはAI向け Gitでは、複製された一つひとつが完全なリポジトリとなる。インターネットに接続できなくても変更履歴を確認し、バージョン間の差分を計算できる。ノートパソコンを持ち歩き、一人で作業する開発者に適した設計だ。 しかし、Anthropicのリポジトリを利用するのは、ほぼすべてAIエージェントと自動処理であり、これらは常にサーバーに接続している。オフライン利用を前提とした設計が、かえって足かせになった。 Anthropicが従来のGit環境で大規模なコードリポジトリを運用していた構成。自動テストや開発環境、AIエージェントがキャッシュと複製サーバーを経由してコードをダウンロードする流れを示している。(資料=Anthropic) ...

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サムスン電子、Galaxy AI対応言語を24言語に拡大

14日に発表。コールアシスト、ノートアシスト、通訳、文字起こしアシストに2言語を追加。画面の文脈を読み取る「ナウナッジ」は対応言語を16から24に拡大 ビクスビーの新規言語は14日から、Galaxy AIの新規言語は10月末から順次提供 主なポイント ▶ サムスン電子は14日、Galaxy AIの主要機能の対応言語を22から24に増やすと発表した。通話内容をリアルタイムで通訳するコールアシスト、ノートアシスト、通訳、文字起こしアシストにマレー語とハンガリー語が追加される。 ▶ 画面上の文脈を読み取り、状況に応じた操作を提案する「ナウナッジ」は、グジャラート語、オランダ語、ルーマニア語、マレー語、スウェーデン語、トルコ語、フィリピン語、ハンガリー語の8言語が加わり、対応言語が16から24に増える。 ▶ デバイス操作エージェントのビクスビーには、ポーランド語、タイ語、ベトナム語が追加され、対応言語は9から12に拡大する。設定項目の正確な名称やメニューの場所が分からなくても、普段使う言葉で依頼できる。 通話内容をマレー語から英語にリアルタイム通訳(イメージしやすいように演出した画面で、実際のUX/UIとは異なる場合があります)(写真:サムスン電子) サムスン電子が、Galaxy AIとビクスビーが理解できる言語を増やす。同社は14日、Galaxy AIの主要機能の対応言語を24に、ビクスビーの対応言語を12に拡大すると発表した。 より多くの利用者が、自分の言語でデバイス操作や通訳、検索などのGalaxy AI機能を使えるようになる。 ◆ 通訳・通話機能にマレー語とハンガリー語 言語の理解や情報整理を支援するコールアシスト、ノートアシスト、通訳、文字起こしアシストでは、対応言語にマレー語とハンガリー語が加わり、22言語となる。 利用者は、より多くの言語で文章の翻訳や要約、音声の文字変換、通話内容のリアルタイム通訳を利用できる。韓国の利用者がマレーシアやハンガリーを訪れた際、現地の言葉で通訳機能を使うといった利用が可能になる。 画面上の文脈を認識し、利用者の状況に応じた操作を提案するナウナッジは、対応言語が16から24に増える。グジャラート語、オランダ語、ルーマニア語、マレー語、スウェーデン語、トルコ語、フィリピン語、ハンガリー語の8言語が追加される。 Galaxy AIの対応24言語は、グジャラート語、オランダ語、ドイツ語、ロシア語、ルーマニア語、マレー語、ベトナム語、スペイン語、スウェーデン語、アラビア語、英語、イタリア語、インドネシア語、日本語、中国語、タイ語、トルコ語、ポルトガル語、ポーランド語、フランス語、フィリピン語、韓国語、ハンガリー語、ヒンディー語。 英語はオーストラリア、インド、英国、米国、スペイン語はメキシコ、スペイン、米国、中国語は中国本土、香港、台湾、ポルトガル語はブラジル、ポルトガル、フランス語はカナダ、フランスの各地域に対応する。すべてのアクセントや方言が認識されるわけではなく、実際の性能は発音や音量、周囲の環境によって異なる場合があると、サムスン電子は説明した。 ...

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ASML「2028年まで装置が足りない」…第3四半期売上高117億ユーロで過去最高、韓国比率31%で2位

【主なポイント】 ▶ ASMLは14日(現地時間)、第3四半期の売上高が116億6,200万ユーロ(約1兆7,450億円)、純利益が49億6,000万ユーロ(約7,420億円)だったと発表した。 ▶ 前年同期比で売上高は55.2%、純利益は133.4%増加し、四半期として過去最高を記録した。純利益は市場予想の41億1,000万ユーロを20.7%上回った。 ▶ 通期売上高の見通しを430億~450億ユーロから440億~450億ユーロに引き上げた。第4四半期の売上高は142億~152億ユーロを見込む。 ASMLは14日(現地時間)、第3四半期の売上高が116億6,200万ユーロ(約1兆7,450億円)、純利益が49億6,000万ユーロ(約7,420億円)だったと発表した。(写真=ASML) 世界最大の半導体露光装置メーカーであるオランダのASMLは、AI投資の拡大を追い風に、第3四半期として過去最高の売上高を記録した。 ASMLは14日(現地時間)、第3四半期の売上高が116億6,200万ユーロ(約1兆7,450億円)、純利益が49億6,000万ユーロ(約7,420億円)だったと発表した。前年同期比で売上高は55.2%、純利益は133.4%増加した。純利益は市場予想の41億1,000万ユーロを20.7%上回り、売上総利益率も57.5%と、予想の56.1%を上回った。 ASMLは第4四半期の売上高を142億~152億ユーロと予想した。通期売上高の見通しは430億~450億ユーロから440億~450億ユーロへと、下限を引き上げた。ただ、決算発表当日の株価は1.86%下落した。 ◆「2030年の受注まで問い合わせ」 業績以上に注目されるのは、今後の需要だ。ASMLは半導体回路をウエハーに焼き付ける露光装置を製造している。サムスン電子やSKハイニックス、台湾TSMCが主要顧客だ。半導体メーカーが工場を増設するには、まずASMLの装置を確保しなければならない。 クリストフ・フーケASML最高経営責任者(CEO)は、一部の顧客が2029年、さらには2030年の装置発注にも関心を示しており、現在計画している2027年と2028年の生産能力では、顧客の需要を十分に満たせないと見ていると述べた。 ASMLは装置の生産能力を2027年に30%、2028年にさらに30%引き上げる計画だ。需要が予想より速く増えていることを受け、2028年の生産能力を計画以上に拡大する案も検討している。 装置1台当たりの処理能力も高める。次世代露光装置のウエハー処理枚数を1時間当たり230枚から260枚に増やし、同じ時間でより多くの半導体を製造できるようにする計画だ。今年の極端紫外線(EUV)露光装置の出荷台数は約65台で、昨年より50%以上多い。 ◆韓国が31%で台湾に次ぐ2位 第3四半期の装置売上高に占める地域別の割合は、台湾が32%、韓国が31%、中国が23%、米国が13%だった。韓国は台湾を1ポイント下回り、2位となった。装置売上高の内訳はEUVが49%、液浸ArFが39%。用途別ではロジックが54%、メモリーが46%だった。 サムスン電子とSKハイニックスは、AI半導体需要に対応するため設備投資を拡大している。サムスン電子は高帯域幅メモリー(HBM)とファウンドリー、SKハイニックスはHBMと次世代DRAMへの投資に重点を置いている。 サムスン電子は2028年までに、次世代装置である高NA(開口数)EUV装置をDRAMの量産に導入する計画だ。従来のEUVより微細な回路を描けるため、工程数を削減できる。1台当たりの価格は約4億ドル(約560億円)。TSMCは2030年の量産導入を計画しており、インテルはすでに生産現場で使用している。 ◆価格引き上げは2027年から 装置価格は上昇する。ASMLは主要顧客との新たな価格設定に関する協議を終えたとし、値上げの効果は2027年に一部で表れ、2028年以降に本格的に反映されると明らかにした。韓国の半導体企業の投資負担も、その分大きくなる。 ASMLは第4四半期の売上総利益率を約57%、通期では約56%と見込んでいる。

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SEMI、半導体売上高1兆ドル突破…予想より4年早く達成

北米最大の半導体関連年次展示会「SEMICON West 2026」が13日(現地時間)、米サンフランシスコのモスコーニ・センターで開幕した。 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は開会式で、世界の半導体売上高が当初の予想より4年早く1兆ドルを突破したと正式に発表した。イベントは15日までの3日間にわたって開催され、60以上のセッションに500人超の登壇者が参加する。 ◆「7年間で4倍、前例のない成長」 開会の挨拶に立ったジョー・ストクナスSEMI北米会長は、売上高1兆ドルの早期達成を宣言し、祝杯を提案した。 ストクナス会長は「2019年に世界売上高が初めて4000億ドルを突破した巨大産業が、わずか7年で約4倍に成長した(2026年末の予測値ベース)ことは、いかなる産業の歴史を見ても前例がない。展示会場は満席で、今後3日間に3万5000人から4万人の来場者が見込まれる」と述べた。 SEMICON Westは長年サンフランシスコで開催されてきたが、昨年は初めてアリゾナ州フェニックスで開かれた。今年は再びサンフランシスコに戻った。 ◆マノチャ氏「2035年には2兆~3兆ドル」 基調講演に登壇したアジット・マノチャSEMI会長兼最高経営責任者(CEO)は、予測を上方修正した。 マノチャ会長は「2017年に会長に就任した際、この壇上で『2030年に1兆ドルを達成する』と掲げたところ、途方もない話だという反応もあった。しかし、私たちの予測はすべて外れた。1兆ドルはすでに達成され、2035年には2兆~3兆ドル規模に達する可能性がある」と述べた。 マノチャ会長は「業界に46年間身を置いてきたが、今のような黄金期は見たことがない。これは始まりにすぎない」と語り、「AI、IoT、量子コンピューティングという3つの波が奇跡を生み出している」と述べた。成長要因として、シリコンフォトニクス、先端パッケージング、量子コンピューティングなどの技術的転換点を挙げた。 一方で、リスク要因にも言及した。マノチャ会長は「2029年までに102の新たなファブが稼働する予定で、データセンターの増設も相次いでいる。しかし同時に、地政学的緊張、エネルギー危機、人材不足、関税規制などにより、世界は分断されつつある。単独の企業や国家だけで解決できる問題ではなく、業界リーダーのレジリエンスと、前例のないグローバルな協力が必要だ」と述べた。 新設される102のファブのうち82カ所では、すでに建設が進んでいる。地域別ではアジアが78カ所、米州が15~16カ所、欧州が9カ所となっている。 ◆ルーリー市長「米国のVC投資の半分がサンフランシスコに」 開催都市サンフランシスコのダニエル・ルーリー市長も登壇した。ルーリー市長は「サンフランシスコは今、再び飛躍しようとしている都市だ。犯罪率は昨年30%低下し、今年もさらに20%下がった。ホームレスの数も15年ぶりの低水準となるなど、現場の活気は大きく変わった」と述べた。 ルーリー市長は「シリコンバレーだけでなく、ここサンフランシスコという都市そのものに注目してほしい。今年、米国全体のベンチャーキャピタル(VC)投資の51%に当たる2600億ドルが、サンフランシスコ一都市に集中した」と明らかにした。 さらに「SEMICON Westは、未来を形づくる新興技術に投資する世界のリーダーが集まる場だ。サンフランシスコは皆さんのビジネスを歓迎する。ここで共に未来を描いてほしい」と語った。 ◆半導体法・先端パッケージング・HBM 今年のイベントでは、米商務省の半導体法(CHIPS Act)の執行状況や、先端パッケージング、AIチップ設計の自動化、次世代メモリー(HBM)戦略を重点的に取り上げる。 3日間にわたるCEOサミットには、サシン・ガジー氏(シノプシスCEO)、ジャスティン・メリル氏(AMD)、スコット・ゲッツマイヤー氏(マイクロン)、ティモシー・コスタ氏(エヌビディア)、ラリタ・イマネニ氏(インテル幹部)のほか、商務省で半導体投資・イノベーションを担当するビル・フラウエンホーファー局長、国務省のジェイコブ・ヘルバーグ氏、全米科学財団のアーウィン・ジャンチャンダニ氏らが登壇する。 初日には、商務省のフラウエンホーファー局長が対談で、半導体法に基づく研究開発インセンティブ100億ドルに言及した。先端パッケージング・異種集積(APHI)サミットも別途開催される。

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半導体大展2026開幕…サムスン「zHBM」・SKハイニックス「HBF」、AIメモリーのボトルネック解決策で対決

主なポイント ▶ 第28回半導体大展が14日、ソウルのCOEXで開幕した。16日までの開催期間中、300社が888ブースを運営する過去最大規模の展示会となる。 ▶ サムスン電子は、AIアクセラレーターの上にHBMを積層する「zHBM」の模型を展示した。SKハイニックスは、NANDを活用して同世代のHBMに比べ容量を約10倍に増やす構想「HBF」を披露した。 ▶ いずれも開発中の次世代構造だ。サムスン電子が顧客企業にサンプルを供給したHBM4Eとは、事業化の段階を分けて見る必要がある。 第28回半導体大展が14日、ソウルのCOEXで開幕した。16日までの開催期間中、300社が888ブースを運営する過去最大規模の展示会となる。(出典=SEDEX 2026) 韓国最大の半導体展示会「第28回半導体大展(SEDEX 2026)」が14日、ソウルのCOEXで開幕した。 韓国半導体産業協会が主催する今年のイベントは16日までの3日間開催され、昨年より70社多い約300社が888ブースを出展した。 サムスン電子とSKハイニックスは、HBMの性能競争から一歩踏み出し、AIシステム内でデータがやり取りされる際のボトルネックを減らす技術を前面に打ち出した。 ◆ アン・ヒョン氏「メモリー階層の間に新たな階層」 SKハイニックスの開発総括社長(CDO)、アン・ヒョン氏は「AI時代におけるメモリー技術の進化の方向性」と題した基調講演で、「AI推論市場の成長に伴い、メモリー階層間のデータ移動が新たな性能上のボトルネックとして浮上している」と述べ、「今後は既存のメモリー階層の間に新たな階層が加わり、多様な性能や容量の要件に対応するようになる」と語った。 メモリー階層とは、データの利用頻度や必要な処理速度に応じて、異なるメモリーやストレージ装置を配置する構造だ。 かつてはSRAM、DRAM、SSD、ネットワークストレージへと続く階層の標準化が課題だったが、AI演算の需要が急増するなか、HBMの役割が大きくなった。今後は既存の階層の間に新たなメモリーを加え、顧客ごとの速度・容量の要件に合わせて機能を最適化する「カスタムメモリー」が重要になるという。 ◆ サムスン電子、HBM4Eにパッケージングとファウンドリーを統合 サムスン電子のHBM4E製品展示写真(出典=サムスン電子) サムスン電子は「AIシステム設計」をテーマに、メモリー、システム半導体、ファウンドリーを一つのブースに集めた。展示の中心は第7世代HBMのHBM4Eだ。 5月に48GB・12層のサンプルを初出荷した製品で、1c DRAMと4ナノのロジックダイを採用する。ピン当たり最大16Gbps、スタック当たり最大3.6TB/sの帯域幅を実現し、HBM4に比べ動作速度は20%以上、エネルギー効率は16%以上向上している。 メモリーと演算装置の物理的な距離を縮める3次元構造「zHBM」の模型も展示された。HBMをAIアクセラレーターの隣ではなく上に垂直に積層し、データの移動距離を短縮する方式だ。 ...

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「年俸2倍出す」元役員の誘いに…HBM検査技術を丸ごと持ち出した元社員たち

知的財産処技術流出特別司法警察課と大田地方公訴庁は14日、半導体検査の中核技術であるプローブカード技術を海外での生産に利用したとして、被害企業の元生産管理チーム長A氏(45)を不正競争防止法・産業技術保護法違反の容疑で拘束起訴し、元エンジニアのB氏(40)とC氏(40)を在宅起訴した。(写真:ソリューションニュース、AI画像を使用) 国産化に成功した半導体検査の中核技術を海外に持ち出し、現地で製品を製造・販売した元従業員3人が起訴された。 知的財産処(長官:キム・ヨンソン)技術流出特別司法警察課と大田地方公訴庁(庁長:キム・ドワン)重大犯罪起訴第2部は14日、被害企業の元生産管理チーム長A氏(45)を不正競争防止法違反および産業技術保護法違反の容疑で拘束起訴し、同社の元エンジニアB氏(40)とC氏(40)を在宅起訴したと発表した。 検察庁が公訴庁に改編されて以降、知的財産処の技術警察が海外への技術流出容疑者を拘束し、公訴庁が起訴した初の事件となる。 ◆ 年俸2倍の提案、元役員が設立した海外企業 事件の概要(写真:知的財産処) 技術警察によると、A氏らは2023年11月から今年2月まで、被害企業の海外現地での販売を担当していた流通企業と共謀し、海外に製造企業を設立。被害企業のプローブカードの設計図面や技術資料を使って製品を製造し、海外に供給した疑いが持たれている。 発端は元役員D氏(58)だった。D氏は被害企業に在職中、海外の流通企業と現地製造企業の設立を計画。2023年8月にA氏に転職を持ちかけ、A氏はさらにB氏とC氏を誘った。3人は従来の年俸の2倍を受け取る条件で、同年11月に海外の製造企業へ移った。D氏は同社の社長を務めている。 3人は被害企業の図面を韓国国内の設計企業に渡して修正を指示し、製品図面を完成させた。2025年12月、その図面をもとに試作品を製造し、海外の大手半導体企業に供給した。被害企業は、海外市場を失った場合、年間400億ウォンの売上が失われると見積もっている。 ◆ 米国・日本が先行する市場で国産化した技術 半導体検査装置(プローブカード)の概要。(写真:知的財産処) プローブカードは、製造工程を終えたHBMやDRAMなどのメモリー半導体に不良がないか、ウェハーの状態で検査する装置だ。 数千から数万本のピンがチップに直接触れ、電気信号をやりとりする。ピンの位置精度、繰り返し接触に耐える耐久性、数万本のピンを一度に製造・組み立てる生産性が設計の要となる。 米国と日本の企業が先行してきた分野だ。被害企業は国産化に成功し、HBM検査用装置も開発して、国内外の主要な半導体大手に供給してきた。 市場調査会社テックインサイツによると、AI需要を背景にHBMが増加するなか、メモリー用プローブカードの世界市場は2023年の7,587億ウォンから、今年は1兆3,475億ウォンに拡大する見通しだ。韓国国内市場も同期間に3,864億ウォンから9,200億ウォンに増える。 ◆ 旧正月の帰国時に家宅捜索、出所を消された図面を復元 主な捜査経過(写真:知的財産処) 技術警察は2025年7月、国家情報院からの情報を受けて捜査に着手した。容疑者らは海外にいたため、捜査は容易ではなかった。今年2月、旧正月の連休に帰国したA氏、B氏、C氏の家宅捜索を行い、出国禁止措置を取った。3月から6月にかけて3人を取り調べ、押収品を分析した。 決定的な手掛かりは国内のサプライチェーンから得られた。技術警察は国家情報院と連携し、海外の製造企業が調達や設計を韓国国内企業に委託している状況を把握。7月に国内の設計企業を家宅捜索し、容疑者らが使用した被害企業の図面と技術資料を押収した。 押収した資料は、被害企業の社名など出所を示す情報が消されていたり、海外製造企業の資料であるかのように編集し直されていたりした。外見からは、どの企業の技術なのか見分けるのが難しかった。技術警察は半導体業界で研究開発の経験を持つ専門捜査官と、6月に増員した捜査員を投入して資料を精密に分析。出所を消された資料が、被害企業の技術を基に作成・改変されたものだと突き止めた。 9月にA氏を拘束して事件を送致し、10月に公訴庁が起訴した。海外に滞在して捜査を逃れているD氏については、インターポールに赤手配を要請した。身柄を確保し次第、捜査を行う方針だ。 ◆ ...

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「レバレッジ後遺症」7月31日以降最大…反対売買593億ウォン

要点 ▶ 13日、韓国総合株価指数(KOSPI)が5.46%急落した際、委託売買の未収金に対する反対売買は593億4,961万ウォンとなった。サムスン電子とSKハイニックスの単一銘柄レバレッジ商品を巡る影響で相場が揺れた7月31日(1,220億1,194万ウォン)以降で最大。未収金に対する反対売買の比率も5.6%と、7月31日(7.1%)以来の高水準となった。 ▶ 信用取引融資の残高は34兆2,529億ウォンと前日から小幅に減少したものの、34兆ウォン台を維持した。残高が34兆ウォン台となるのは、レバレッジ商品の値動きが激しかった7月15日(34兆3,701億ウォン)以来初めて。 ▶ 13日のKOSPIは、外国人が4兆5,198億ウォンを売り越すなか、6,035.35で取引を終えた。6日から5営業日連続で下落し、下落率は累計13.83%。取引時間中には5,911.11まで下げ、7月31日以来初めて6,000を下回った。 13日、KOSPIは前営業日比5.46%安の6,035.35ポイントで取引を終えた。株価急落を受け、反対売買の規模は593億ウォンを超えた。(画像=ソリューションニュースAI生成) KOSPIが5%を超えて下落した13日、証券会社が担保不足の口座の株式を強制的に売却する反対売買の規模は、7月末の「単一銘柄レバレッジ商品の余波」以降で最大となった。 金融投資協会によると、13日の委託売買未収金に対する実際の反対売買額は593億4,961万ウォンだった。 サムスン電子とSKハイニックスの単一銘柄レバレッジ・インバース商品を巡る影響で相場が揺れた7月31日(1,220億1,194万ウォン)以来の大きさだ。未収金に対する反対売買の比率も5.6%となり、同じく7月31日(7.1%)以来の高水準となった。 ◆ 担保が不足すると証券会社が売却 反対売買とは、投資家が信用融資を利用して購入した株式の担保価値が一定水準を下回った場合、証券会社がその株式を強制的に処分することをいう。 証券会社は反対売買に先立ち、信用取引契約時に顧客が指定した方法で、担保不足分を追加で差し入れるよう求める。追加の入金がなければ反対売買が実行される。 借金をして購入した株式は依然として多い。13日の信用取引融資残高は34兆2,529億ウォンで、前日の12日(34兆2,887億ウォン)から小幅に減少したものの、34兆ウォン台を維持した。 信用取引融資は、投資家が証券会社から資金を借りて株式を購入し、まだ返済していない金額で、「借金投資」の指標とされる。残高が34兆ウォン台となるのは、単一銘柄レバレッジを巡る値動きが激しかった7月15日(34兆3,701億ウォン)以来初めて。 ◆ 外国人が4兆5,000億ウォン売り越し、半導体株が相場を押し下げ 13日のKOSPIは前営業日比348.89ポイント(5.46%)安の6,035.35で取引を終えた。3.10%安で始まった後、終日下げ基調となり、取引時間中には7%を超えて下落して5,911.11まで値を下げた。 レバレッジ商品の余波が続いた7月31日以来初めて、取引時間中に6,000を割り込んだ。午前9時47分には、KOSPI200先物の急落を受けて売りサイドカーが発動した。6日から5営業日連続の下落で、下落率は累計13.83%となった。 外国人が4兆5,198億ウォンを売り越し、個人は2兆2,360億ウォン、機関投資家は1兆6,884億ウォンを買い越した。売りは半導体大手株に集中した。 サムスン電子は7.39%安の23万2,000ウォン、SKハイニックスは10.09%安の144万3,000ウォンで取引を終えた。 SKスクエアは12.91%、サムスン電機は8.34%下落した。前日の米国市場でマイクロンが3.88%、サンディスクが5.97%下落したことに加え、中国のCXMTが今年、次世代サーバー向けメモリーを投入するとのニュースも重なった。 KB証券のイム・ジョンウン研究員は、CXMTを巡るニュースと、ブロードコムのCEOがAI開発拡大の制約に言及したことを、半導体株売りの要因として挙げた。KOSDAQは1.43%安の837.03で取引を終えた。 ...

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